失われた幽霊文字を求めて

出典: いずみのるーるぶっく

目次

幽霊文字の定義

  • 以下の条件をすべて満たす漢字を幽霊文字とする
    1. JIS X 0208において符号化された漢字(いわゆるJIS第一水準・JIS第二水準)である
    2. 規格制定時(1978年)に参考とされた漢和辞典である「新字源」および「大漢和辞典」の当時の版のいずれにも掲載されていない
    3. 異体字とみなせる漢字も、「新字源」および「大漢和辞典」の当時の版のいずれにもない
  • 幽霊文字はすべてJIS第二水準であり、69文字、存在する

失われた幽霊文字の定義

  • 幽霊文字のうち、以下のいずれかに該当する漢字を、「由来がいっさい不明であるわけではなくなった」という意味で、失われた幽霊文字とする
    1. 「原典」とされている「国土行政区画総覧」(国土地理協会編集)に記載のある地名に使われていた
    2. 「原典」とされている「国土行政区画総覧」に記載されている漢字そのものが誤字であり、実在の地名と異なっていた
    3. 「原典」とされている「国土行政区画総覧」に記載されている漢字を誤写してしまっていた(誤写の可能性が高いものを含む)
    4. 「原典」とされている「国土行政区画総覧」に記載されていないが、他の資料から地名に使われていることが確認できた
    5. 「原典」とされている「日本生命収容人名漢字」(日本生命が1973年に契約者の氏名から抽出したとされる資料、ガリ版刷り、原本消失)に記載がある
    6. 「原典」とされている「日本生命収容人名漢字」に記載がないが、NTT電話帳データに収録されている
    7. 「原典」とされている「標準コード用漢字表(試案)」(情報処理学会漢字コード委員会が1971年に編纂)に記載されており、過去の文献に使用例が多く確認されている

「失われた幽霊文字を求めて」

  • 失われた幽霊文字を含む地名・駅名・バス停名・施設名を訪問する旅を、失われた幽霊文字を求めてと第する
  • 訪問の対象は以下のいずれかに該当する場所とする
    1. 「国土行政区画総覧」にある、実在の地名と漢字が異なっていた場所
    2. 「国土行政区画総覧」にある地名で、誤写の結果幽霊文字となったであろう文字を含む場所
    3. 「国土行政区画総覧」にあり、実在の地名と漢字が異なっていたが、現在ではそれが正しい地名として使われるようになった場所
    4. 失われた幽霊文字を含む地名・施設名として規格制定時に実在していたが、現在その地名が消失している場所
    5. 失われた幽霊文字を含む地名として規格制定時に実在していたが、現在その地名が消失しているものの、施設名にその地名が残る場所
    6. 失われた幽霊文字を含む地名として現在も実在している地名・施設名
    7. 失われた幽霊文字またはその誤写・誤記元の文字を含む旅客営業駅
    8. 失われた幽霊文字を含む住所に所在する旅客営業駅
    9. 失われた幽霊文字を含んでいたが、改名か廃止によって現在は消失した旅客営業駅
    10. 失われた幽霊文字またはその誤写・誤記元の文字を含む、狭義の公共交通機関である乗合自動車の現役の停留所(バス停)

「失われた幽霊文字を求めて」の必須訪問地制定ルール

  • 以下のすべてを必須訪問地とする
    1. 幽霊文字を含む旅客営業駅(廃止・改称された場合を含む)
    2. 幽霊文字を所在地の住所に含む現役の旅客営業駅
    3. 幽霊文字を含む現役のバス停
    4. 幽霊文字を含む、あるいは誤写元とされる地名として、「JIS X 0208」における音義未詳字に対する原典による同定 : 『標準コード用漢字表(試案)』と『国土行政区画総覧』に例示されている場所
    5. JIS X 0208 : 1997 附属書7(参考)(JIS漢字字典から参照)の各幽霊文字の解説に例示されている場所
    6. JIS X 0208 : 1997 附属書7(参考)の各幽霊文字の解説において、誤写・誤記元とされる漢字を含む場所が例示されていない場合、かつその漢字を含む旅客営業駅またはバス停が存在する場合は、それらのすべて
    7. 以上のいずれについても存在しない場合は、誤写・誤記元とされる漢字を地名辞典オンラインで検索した結果、表示された地名の場所
    8. 以上において、対象がすべて現存していない地名である場合、稀少地名漢字リストに記載されている場所
  • これら以外でも、幽霊文字を含む地名・施設名を訪問した場合、記録に追加してよい

「失われた幽霊文字を求めて」の運用ルール

  1. 訪問地への前後の交通手段は、いずれも、狭義の公共交通機関正規の利用でなければならない
  2. ただし、自宅、常勤する職場、宿泊した施設等から直接徒歩で出発する/それらへ直接徒歩で到着するのは可とする
  3. また、訪問の前後が狭義の公共交通機関であれば、さらにその外方の移動手段として公共交通機関以外の交通手段を利用してもよい
  4. 旅客営業駅やバス停を訪問する際、それらを含む路線からの下車・路線への乗車をしなくてもよい
  5. 基本的に訪問済みの場所・駅・バス停であっても、本題における再訪を必要とする
    • ただし、駅名に幽霊文字およびその誤写・誤記元の文字が含まれておらず、所在地の住所のみに含まれている場合は、再訪しなくてもよい

参考リンク