交通/公共交通機関

出典: いずみのるーるぶっく

目次

日本の広義の公共交通機関

  • 理念として、以下のすべてを満たして運行されているものを日本の広義の公共交通機関とする
    • 運行について、日本国の行政当局より免許・特許・許可等を得ているか、行政当局に届出を提出し受理されている
    • 日本国が実効支配する地域を含めて運行されている
    • 旅客を輸送している
      • これにより、貨物自動車は除外される
      • また、民営有料道路そのもの、バスターミナル、空港なども除外される
    • 利用者に制限がないか、一定の条件を満たしている者であれば利用可能である
  • 上記理念に基づき、以下のいずれかに該当する輸送、およびそれを合法的に提供している事業者局個人を、日本の広義の公共交通機関であると定義する
    • 鉄道事業法または軌道法に基づいて運行されている旅客営業路線
    • 道路運送法第三条に定められた旅客自動車運送事業として運行されているバス・タクシー等の旅客輸送
    • 道路運送法第七八条に定められた自家用有償旅客運送
    • 海上運送法第二条第二項に定められた船舶運航事業として運航されている旅客航路
    • 航空法第二条第一八項に定められた航空運送事業として運航されている旅客航路

日本の狭義の公共交通機関

  • 理念として、広義の定義に加え、以下の条件を満たしているものとする
    • 決まった路線・運賃・時刻で輸送が行われている
      • 契約によって(あるいは金の力で)、合法的にどこにでも行けてしまう輸送は含めないことにする
      • これにより、一般的なタクシーや貸切バス、チャーター船、チャーター航空便が除外される
      • これにより、輸送設備の全体を借り切った団体旅行として設定されている輸送は、仮に二点間輸送(かつてのツアーバス)であったとしても除外される
    • おおむね年1回以上、定期運行されている
      • これにより、貨物鉄道に単発の臨時で運行される列車が除外される
    • 利用者に居住地等の制限がなく、誰でも利用可能である
      • これにより、専用鉄道による旅客輸送(現存しないが所有社の従業員のみ利用可能)、自治体補助運行のデマンドタクシーの一部(住民やその親戚のみ利用可能)などが除外される
    • 以上をすべて満たしている限り、専属輸送契約による輸送(いわゆる貸切輸送)でもよい
    • 利用に際し、事前申込が必要であってもよい
      • これらにより、一般旅客列車に併結され、もしくは条件を明らかに満たして運行されている列車船バス航空機内の一角を割り当てられた形態で輸送が実施される団体旅行が含まれる
      • 利用者感覚として、この場合は「事前に指定席や飲食物や観光の手配がなされている列車」と同じであるため
  • 上記理念に基づき、以下のいずれかに該当しかつおおむね年1回以上の頻度で定期的に行われている輸送、およびそれを提供している事業者局個人を、日本の狭義の公共交通機関であると定義する
    • 鉄道・軌道の旅客営業線において行われている旅客輸送
    • 鉄道事業法に基づく索道事業として行われている輸送のうちの旅客輸送
    • 道路運送法第三条第一号イに定められた一般乗合旅客自動車運送事業として行われている輸送
    • 道路運送法第七八条第二号に定められた自家用有償旅客運送のうち、利用者が制限されない輸送
    • 海上運送法第二条第五項に定められた一般旅客定期航路事業として行われている輸送
    • 海上運送法第二一条に定められた旅客不定期航路事業として行われている輸送
    • 海上運送法第二〇条の二第二項に定められた人の運送をする不定期航路事業(特定の者の需要に応じ、特定の範囲の人の運送をする不定期航路事業を除く。)として行われている輸送のうち、一定の航路に船舶を就航させて一定の日程表に従っているもの
    • 航空法第二条第一八項に定められた航空運送事業として行われている輸送のうち、一個の専属契約によって航空機の全体を貸し切るものではない旅客輸送
  • 具体的には、以下の例が該当する
    • 一般列車に増結して運行され、乗車駅および下車駅が明示されている団体旅行
    • 鉄道事業法の許可を取得して営業されているスキー場のリフト
    • 路線バス(高速バス、旧ツアーバスを含む)
    • 乗合タクシー(9人以下の旅客を輸送する乗合自動車であり、路線バスと同等である)
    • 13人以上の旅客を決まったダイヤで輸送するが予約がなければ欠航するタイプの旅客船(旅客不定期航路)
    • ダイヤが定められているが予約に応じて運行され誰でも利用できる小規模デマンド船(12人以下の旅客を輸送する「人の運送をする不定期航路」)
    • 航空機利用での、チャーター便を利用しないパックツアーやそれから派生したいわゆる格安チケットの利用
  • また具体的には、以下の例が該当しない
    • 団体専用臨時列車に乗車する団体旅行
    • スキー場の施設として鉄道事業法の許可を取得せずに営業されているリフト
    • 貸切バスを利用した現ツアーバス(根拠法が道路運送法第三条第一号ロであるため)
    • 乗合タクシーでない一般的なタクシー(根拠法が道路運送法第三条第一号ハであるため)
    • 住民限定の民営デマンドタクシー(根拠法が道路運送法第三条第二号であるため)
    • 住民限定の公営デマンドタクシー(根拠法が道路運送法第七八条第二号であるが、利用者が制限されているため)
    • いわゆる海上タクシー(根拠法が海上運送法第二〇条の二第二項だが、一定の航路でないため)
    • 航空機のチャーター便を利用したパックツアー

利用にあたっての制約

  • 利用時に各種法規および約款を守ることは必須とする
  • よって、以下のような行為があった場合、公共交通機関を利用したとは認めない
    • 本来旅客輸送が法的に認められていない状況下で、黙認のもとに便乗する
    • 個別の団体旅行で認められていない途中離脱や途中合流をする
    • いわゆるキセル等の不正乗車を行う

メモ